てんかん
てんかんは脳の病気で、大脳の神経細胞が過剰に興奮して、脳の発作が繰り返し起こる病気です。
様々な発作の形がありその中でもけいれん発作は突然おこり、自分でコントロールできない筋肉のけいれんが起こります。手や足だけのこともありますが徐々に体全体に広がることも多く その場合意識を失うこともあります。発作は多くの場合数分で収まりますが、中に数十分ほど続く場合があります。てんかんの発作の原因については、大人では脳挫傷などの頭部外傷、脳梗塞、脳出血や脳腫瘍などの脳疾患が多いといわれています。最近では高齢者に初発するてんかんも増えており、認知症との鑑別が問題になることもあります。
検査・治療
てんかんはまず検査をして、専門医等の診断・治療が必要です。基本的には投薬によって、発作を抑える治療をします。また、難治性のてんかんについては、外科的な手術をする場合もあります。
意識の変化を引き起こす病気であり 適切な診断と治療が必要な病気ですので疑わしい症状がある場合はお早めに相談ください。