脳ドック
脳神経外科専門医より わかりやすく具体的にご説明します。
~多くのドックは結果説明は文書での報告が主体ですが、当院の脳ドックは当日結果が出ている分について脳神経外科専門医により詳細かつ具体的にご説明致します。その後採血結果を含めた文書での最終的なご報告書を郵送します。
たとえば 脳動脈瘤が見つかったら~
通常は 文書での報告をうけ 改めてご自身で脳神経外科などの受診、相談をする必要があります。
当院では ドック当日にMRIの画像説明を行い 引き続き 動脈瘤の部位 サイズ 形状まで評価の上 破裂リスクなどの細かな説明を当日受けられます。必要な場合には継続しての経過観察や高次病院への紹介を行うことができます。ドックから医療へのワンストップサービスを提供します。
**何らかの症状が有り検査ご希望の方については一般の保険診療が可能ですのでまずはお電話(tel:095-818-6668)でご相談下さい。
**各種 脳ドックのご予約の際は お電話にて「ホームページを見た」とお伝えいただけるとスムースにご予約が可能です。
1.標準脳ドック
隠れ脳梗塞をはじめとする潜在的な脳の異常を磁気共鳴装置MRIで調べ、現在の脳の健康状態の評価を行います。脳MRA、頸動脈エコーでは脳血管、頸部血管の状態を確認し、脳梗塞やくも膜下出血の危険性を評価します。また採血、心電図検査などにより生活習慣病の有無、脳梗塞の原因となる心電図異常がないかどうかを調べます。これらの結果を脳神経外科専門医が総合判断する最も標準的な脳ドックです。具体的な内容は以下の通りです。
- 身体計測:身長・体重・BMI・胴囲
- 問診・神経学的検査
- 血圧測定
- 心電図検査:心電図
- 尿検査:尿糖・尿蛋白
- 血液一般:赤血球・ヘモグロビン・ヘマトクリット・白血球・血小板
- 生化学検査:尿素窒素・血清クレアチニン・尿酸・GOT・GPT・γ-GTP・総コレステロール・HDL-C・LDL-C・中性脂肪・空腹時血糖・HbA1C
- 頸動脈エコー検査:頸部頸動脈を超音波で検査
- 脳MRI:MRIにより脳の断層撮影を行い脳神経外科専門医が評価
- 脳MRA:MRIによる脳血管撮影を行い脳神経外科専門医が評価
- 高次脳機能検査:長谷川式簡易知能検査
- 総合評価:脳神経外科専門医による総合評価
- 文書での最終的なご報告書を郵送します。
所要時間 およそ2時間
検査費用 36000円(税込み)
検査予定 月 火 水 金の14時(ないし14時以降)
土9時~偶数土曜*お電話でお問い合わせお願い致します。
お電話(tel:095-818-6668)にてご予約をお願いします。
2.シンプル脳ドック
脳の状態及び脳血管の状態を確認し、脳血管疾患(脳梗塞、脳腫瘍、脳出血、脳動脈瘤、脳動静脈奇形等)の有無を確認します。特に症状がないけれど様々な理由で頭部の検査をご希望の方におすすめです。
- 脳MRI:脳の断層撮影
- 脳MRA:MRIによる脳血管検査
- 総合評価:脳神経外科専門医による総合評価
- 文書での最終的なご報告書を郵送します。
所要時間 およそ1時間
検査費用 18000円(税込み)
検査予定 月 火 水 木 金 土の9時
お電話(tel:095-818-6668)にてご予約をお願いします。
3.認知症ドック
高齢化が進む日本では、2025年には65歳以上の5人に1人(約700万人)が認知症になると予測されています。脳ドックでは、脳の状態をMRI・MRA検査を用いて確認し 血管性認知症の要因である無症状の脳血管障害(脳梗塞や脳出血など)を調べることができます。しかし認知症の半分以上を占めるアルツハイマー型認知症、レビー小体型認知症、前頭側頭型認知症において脳血管障害はないこともあります。そこで認知症ドックでは通常のMRI/MRAに加え、アルツハイマー型認知症やレビー小体型認知症における早期診断のためのVSRADをふくめたMRI検査に加え現在の認知機能評価を行い現状の評価を行います。具体的な内容は以下の通りです(5.はオプションです)。
a.認知症ドック
- 脳MRI :脳の断層撮影
- 脳MRA :MRIによる脳血管検査
- VSRAD*
- 高次脳機能検査:長谷川式簡易知能検査
*VSRAD:Voxel-based Specific Regional analysis system for Alzheimer's Disease:MRIで撮影した頭部の画像データと、あらかじめ用意しておいた健康な脳の画像から作ったデータをコンピューターで照合・解析し、脳の萎縮の度合いを測ります。記憶に関わる部位である海馬傍回、海馬、扁桃の萎縮度をMRIで簡単に調べられる検査です。
所要時間 およそ1~1.5時間
検査費用 標準認知症ドック20000円 (1.-4.)(税込み)
検査予定 月 火 水 金の14時(ないし14時以降)
お電話(tel:095-818-6668)にてご予約をお願いします。
b. MCIスクリーニング検査プラス(オプション)
5.MCI**スクリーニング検査プラス:血管の老化やアミロイドβの蓄積に関与するタンパク質の血中量を測ることで、あなたが将来MCI**になりやすいか(または既にMCI**の可能性があるかどうか)がわかります。採血するだけの簡単な検査です。
** MCI:Mild Cognitive Impairment 軽度認知障害:正常な状態と認知症の中間であり、記憶力や注意力などの認知機能に低下がみられるものの、日常生活に支障をきたすほどではない状態を指します。65歳以上でMCIの人の割合は15~25%と推定されており、MCIであることが気づかれないままになっている人も少なくないと考えられます。軽度認知障害の人は年間で10~15%が認知症に移行するとされており、認知症の前段階と考えられており早期に発見し適切な対策をとれば、MCIを改善したり、認知症の発症を予防できる可能性があります。
所要時間 MCIスクリーニング検査プラスのみ 30分
a.+b. およそ1~1.5時間
検査費用 MCIスクリーニング検査プラスのみ 22000円(5.のみ 税込み)
a.+b. :MCIスクリーニング検査プラス込み 40000円(1.-4.+5. 税込み)
検査予定 月 火 水 金の14時(ないし14時以降)
お電話(tel:095-818-6668)にてご予約をお願いします。